トビラを開く、2年間。親子だから話せるリアルなepisode。
少しずつ頼もしくなっていく背中
父 こんな機会めったにないから、ちょっと照れ臭いね。
息子 うん。でも、話ができてうれしいかも。
父 神戸B*に入学して半年くらいたつけど、学校生活はどう?
息子 高校生の時は目指しているものが皆それぞれ違ったけど、ここでは同じ教室にいる全員が一緒の夢に向かっている一体感があって、すごく楽しいよ。ライバルだなと思う友達もできたし。入学するまでハサミも持ったことなかったけど、だいぶ慣れてきたかな。
父 目標とする人が身近にいるのはいいね。
息子 入学したころよりもワインディングが20分以上早く、丁寧にできるようになってきたよ。パーソナルカラーの授業がとても勉強になって、美容師になるときに役立つ知識だった。自分に似合う色とかアクセサリーが学べたし、服好きの自分にとっては「選ぶものさし」が明確になった感じがする。髪を切る以外のことも学べる授業が多いから、視野が広がったんじゃないかな。
進路について
父 進路を決める時、神戸B*に行って美容師になるって決めてたけど、いつくらいからそう思い始めたの?
息子 僕が9歳ぐらいの時に、パパが自分の美容院を持ったくらいかな。「美容師」という職業があって、仕事でたくさんの人の髪を切ってるんだと分かってから気になってた。
父 そうなんだ。たまに話も聞いていたけど、自分がしている仕事に興味を持ってくれてるのが分かってやっぱりうれしかったな。
目標が見えてきた
父 成績のほうはどうなの?
息子 高校の時はいつも真ん中くらいだったけど、神戸B*に入って、目標がクリアになったからまじめに勉強し始めたよ(笑)この前学年で8位になった。テストが近づくと反復学習をやって試験に臨むようになったよ。成長したいと思う気持ちがあれば伸びるんだなと。周りもすごく努力している人が多いから、刺激を受けているのもあるし。
父 うん。いいね!
息子 どうせ勉強するなら特待生を狙いたい。みんなも必死だから壁は高いけど。SNSのショート動画をみて、トレンドやテクニックの勉強もしているよ。
父 今までと環境が変わって、いい方向に向かっているんだね。勉強が楽しくなると苦じゃなくなるよね。
日々の積み重ねの意味
息子 あ、聞きたいことがあるかも!
父 なになに?
息子 髪をコームでといて同じ長さにカットする時、早く正確に切るにはどうしたらいいの?
父 頭の中に展開したイメージ図を描いてからカットに入ることかな。そのためには日々の基本技術の反復練習とイマジネーションを鍛えるしかないよ。美容師で大切なのは反復学習・反復練習と感覚を養うことだね。あと、顔のバランスとかファッションも加味してバランスで決めていくかな。
愛される美容師になるために
父 どんな美容師になりたいとか目標はあるの?
息子 お客様から愛される美容師になりたい。
父 どうして?
息子 パパの美容院に行くと、お客様、スタッフから信頼されているのが伝わってくるから。スタッフを大事にしていて心地いい距離感だなと思う。美容師って髪を整えるだけじゃなくて、その人のファッションや趣味嗜好をトータルでとらえて方向を示してあげる。こういうのができるようになるのが理想だなって。神戸B*も生徒と先生の距離が近いから、雰囲気は似ているかも。コミュニケーション力が求められる仕事だから。学校でみんなといると自然と鍛えられている気がする。早く一人前になって、いつかパパのお店で一緒に働きたいなと思ってるんだよね。
決め手になったオープンキャンパス
父 入学して1年7カ月。もう少しで卒業だね。
娘 うん。ホントあっという間。
母 初めての一人暮らしだったけど、神戸の暮らしは慣れた?
娘 うん。買い物できるところが多いし、仲のいい友達もできたから楽しいよ。でも、のどかな淡路島も懐かしいな(笑)
母 高校3年の夏休みにオープンキャンパスに行って、神戸B*に行くことを決めたけど、どんなことしたの?
娘 オープンキャンパスではヘアショーを見学して、ワインディングの授業を体験させてもらったんだけど、教えてもらった先生や先輩の雰囲気が楽しくて。ヘアメイクされたモデルを初めて生で見て、圧倒されたのをよく覚えてる。一人暮らしの相談にも乗ってもらったから、神戸で生活する実感がリアルに湧いてきたかな。
母 高校生の時はブライダルに興味があるって言ってたよね。
娘 うん。「美容学校に入って、いろいろな選択肢を見てから決めたらいいんじゃない?」ってお母さんにアドバイスもらったよね。神戸B*には美容科・理容科の授業のほかにアイラッシュ・ブライダル・着付け・エステ…いろいろな選択授業があって、知らなかった分野のことが学べたよ。
母 1年生の時からがんばって資格の勉強してたよね。
娘 色彩検定2級、パーソナルカラー検定、アイラッシュ検定3級、Styling Map検定、AWP(アシスタントウエディングプランナー検定)が取れた。将来、美容師としていろいろな知識を持っていたら提案できる幅が広がるかと思って。
神戸B*を選んだワタシの理由
父 ほかにも美容学校はあったけど、神戸B*に決めた理由はなんだったの?
娘 親切な先生と生活しやすい神戸の環境、就職率が高いのも決めた理由のひとつかな。あとトイレがキレイ(笑)
父 お父さんが卒業した40年前はもう少し味があったけど、いまはピカピカだもんね。
母 学校にはどんな先生がいるの?
娘 年齢が近い先生もいて、感覚が近くてコミュニケーション取りやすいよ。授業が終わってから相談に乗ってもらったり、バイト先に顔出してくれたり。応援してもらってるって感じる。
現在と未来
父 だんだん目標も見えてきた?
娘 ハイトーンのカラーが上手な美容師になりたい。髪質、トレンド、顔のバランスを見て高いレベルの施術ができて、髪型が変わる楽しさやワクワクを提供する人になりたいな。
母 今はどんなことしてるの?
娘 2月の国家試験の実技練習と筆記試験対策。実技はカットの完成度も上がってきたし、オールウェーブの仕上がりの美しさとタイムが早くなってきたと思う。あと、B*コンテストの準備。ヘアやメイクのアイデアを出場メンバーで考えたり、イメージを共有して形にしていくのが楽しい。今回、リーダーとしてメンバーをまとめる役割なんだけど、みんなの意見を整理して、お互い納得できる着地点を見つける作業は、これからの仕事をする上で必要なことなのかなって思ったよ。
神戸での一人暮らし
母 初めての一人暮らしが心配だったけど、学校通いながら自炊して、バイトもして、たくましくなったよね。
娘 料理もしたことなかったけど、お母さんが送ってくれた料理本見て勉強したよ(笑)
父 この前カボチャの煮つけ作っているの見て、ビックリしたもん。成長したな~って。
娘 学校生活とバイトの両立できるかなと心配だったけど、毎日楽しみながら、中身の濃い学生生活が送れているなって思うよ。
母 「学校楽しい」ってよく言っているもんね。神戸B*を選んで良かったね。